米国防総省の”手配犯ポスター”

liberdade

出典:www.pressenza.com

先日、9月12日ウィキリークスよりツイッターのつぶやきにて、エドワード・スノーデン、ジュリアン・アサンジ、チェルシー・マニングの米国防総省の証印入り写真が投稿された。

ウィキリークスの投稿と、米国防総省の写真に纏わる疑惑に迫る。

”指名手配写真”について

先日投稿された上記の写真は一年以上前にニュース記事や画像を紹介するウェブサイトReggitにて投稿されていた。

米国務防衛局が’’凶悪なスパイ犯’’として発行したものがあり、彼らの行なった一連の国家反逆的な行いの簡単な説明と共に掲載された。またその発行が米国防総省の安全対策向上のためとして、またセキュリティ教育の一環として配布した米国務防衛省の子会社セキュリティ開発センターのウェブサイトよりダウンロードできた。

米国務防衛局によれば以前の写真のダウンロード目的は防衛機関の職場における安全意識向上のためであるとしていた。

その中で、写真右上に見える防衛省の証印により、公式の資料であることを明確にする意図があったと予測され、写真は最低でも2014年の9月から2016年4月まで掲載された後、突如として公式のウェブサイトから削除されていた。これに対し、防衛省側は”さらなる資料の再検討が必要だ”と述べた。

写真ではスノーデンもアサンジも放心したようにフレームの外に目をやっており、写真下部にはそれぞれ、「スノーデン”豆をこぼしながら逃走’’」、「アサンジ”ウィキリークスの裏でハッキング”」等の皮肉とも取れるテロップと共に掲載された。

真意は不明だが、彼らの写真における説明は読む限りではまるで、米国とは無関係な単なる1スパイ犯の事実のように説明されている。

経歴

以下では、彼らの主な経歴と現在の状態について説明する。

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出典:web.archive.org

エドワード・スノーデン
元CIA職員。2013年、米国諜報機関”NSAより許可なく大量のデータコピーと公文の分類、機密文書漏洩活動を行った。NSAでの諜報活動を終え、香港にて新聞社ガーディアンのグレン・グリーンウォルド、ドキュメンタリー映画プロデューサーのローラポイトラスらと合流し機密情報を譲渡したのち公表された。米国司法省はこれをスパイ活動違反と国家財産盗難罪の2件で指名手配中。その後ロシアへ亡命し、1年とされていた亡命権をロシア政府により3年延長された。

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出典:web.archive.org

ジュリアン・ポール・アサンジ

2006年より端を発する情報公開サイト、ウィキリークスの設立者。1987年からMendax(ラテン語で”気高き不正直”の意)の名で他2名と共にハッキング行為を行っていた。すでにこの時、ペンタゴンと米国国防総省や金融機関や各大手企業などをハッキングしていた。

現在の状況に関しては前記事を参照にしほしい( http://yspro129.com/post-17/ )

ウィキリークスの行った活動において代表的なものを以下に挙げる。

動画は米軍が攻撃用ヘリ、アパッチでイラクの民間人に向け銃撃する様子

  • 米国アパッチによるイラク民間人殺傷動画
  • 米国外交公電情報の公開
  • グアンタナモ米軍基地での収容者記録公開

他にもウィキリークスの公開コンテンツは多くあるので、興味のある方は確認していただきたい。

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出典:web.archive.org

チェルシー・マニング

2009年に諜報分析官としてイラクへ派遣され様々な機密情報へのアクセス権を保有していた、ウィキリークスへの75万程度の軍事・外交機密文書の暴露を行い、このことを元ハッカーのエイドリアン・ラモに打ち明けていた。その後、ラモが陸軍諜報活動局へ密告したことで、同年逮捕された。

マニングが暴露した情報の中には、2007年7月12日のバグダッド空爆動画、2009年アフガニスタンのグラナイでの空爆動画、251287通の外交公電情報、482832通のイラク・アフガンに関する軍事記録を含んでいた。この内容は上記のウィキリークスの情報公開に大きく寄与することとなった。

最終的にマニングは22もの罪で起訴され、中でも敵幇助罪は死刑宣告を受けるほどの重い罪であったが、2013年の判決により、現在はカンザス州レブンワースにて35年の刑に服している。

また、マニングは複雑な家庭環境のもとで育ち、性同一性障害でもあった。

まとめ

3人の告発者が世界に公開した機密情報はどれも驚くべきものばかりだった。事態がここまで大きくなるとは米国も予想していなかったのではないか。

彼らが発表した情報は瞬く間に世界に広がり、ウィキリークスや各新聞社による情報拡散により国家的事態の収束は難航している。

マニングに対するインフォーマー(国家機関に対する密告者)、エイドリアン・ラモは雇われていたのだろうか。

米国は他国を取り込みつつ、彼らの身柄引き渡しに躍起になっており、その動きから、強硬な姿勢が見られる。

ネットによる我々、国民の監視がなければ今頃、彼らがどのような処理のされ方をしていたのかは解らない。

また、ジュリアン・アサンジはウィキリークスの活動において世界中に内部告発者が存在していること示唆しており、彼らにしても情報提供者の一部でしかないのかもしれない。

手配写真から米国の彼らに対する非難の姿勢が見えてくる。

   

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