アフリカ系アメリカ人文化歴史国立博物館の開会式から

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出典:VSB.com

写真では、前大統領ジョージ・W・ブッシュ氏とオバマ氏の妻、ミシェル・オバマ氏が抱き合って写っている。心温まる写真がネットで話題になっているが、果たしてこの写真の意図は何なのかを探る。

アフリカ系アメリカ人歴史文化国立博物館の開会式

先日、9月24日アフリカンアメリカ文化歴史国立博物館の開会式にてオバマ氏は博物館は黒人奴隷であったという史実に関してだけでなく、大統領の歴史を振り返るのにも有益であると述べた。

また、詩人ラングストン・ヒューズの言葉を引用し「私はアメリカ人すぎるほどアメリカ人である」と7000人以上の群衆の前で発言した。

また、式の中で近代までの黒人の虐げられてきた米国の負の歴史に触れ、またそれらはアメリカの歴史において中心的に語られなければならないと説いた。

オバマ氏はこれまで以上に差別の歴史について語らなければならない事を強調した。

ミシェル・オバマ氏はセレモニーで夫の演説中、涙を拭く仕草を見せている。

博物館の館長ロニー・バンチはオプラ・ウィンフリー、ウィル・スミス、最高裁判事ジョン・G・ロバーツ、前大統領ジョージ・W・ブッシュらが2003年にNMAAHC(アフリカ系アメリカ人文化歴史国立博物館)の設立に調印した”第3の館長”たちの存在を挙げた。

ブッシュは完成品として博物館を賞賛し、本館が真実の証明とし、また自国の負の歴史に焦点を当てる事の有用性について述べた。

また、国立博物館の設立に対し15年間も議会で戦ってきたジョン・ルイスは感慨に言葉を詰まらせながらも「できないだろうとか設立は不可能だと言われたが、我々はやってきた。そしてこの通り実現させた。」と語った。

この博物館開幕の初日のチケットは先行予約ですでに多くの注文が入っており、今年の終わりには売り切れる見込みだ。

オバマ氏は演説の中で繰り返し、黒人たちに”我々はアメリカ人である”と述べ、帰属意識を呼びかけた。

まとめ

両党の選挙の終わりが迫ってきた今の時期になぜ対立する両党の人物が抱き合うシーンを見せたのか。様々な憶測がネットに流布している。

この写真が国民感情に訴えるような涙ぐましくも暖かい印象であることは間違いないが、前政権におけるブッシュ氏の失敗の尻拭いをしてきたオバマ氏に取っては彼を宣伝活動の一環として利用しているとも見てとれる。

ブッシュはオバマ政権樹立後、現政権に対し、ほとんど批判的な発言が見られないことや、2009年にオバマ政権にバトンタッチしてから8年ごしの家族ぐるみの付き合いをしてきている。

また国立博物館のスピーチにおいて歴史的差別文化に対する演説と演説内でのミシェル・オバマ氏の涙ぐましいシーンなどは国民感情に訴える典型的な手法とも見てとれる。

この民主党の動きに対して共和党がどのような動きを見せるのだろうか。

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