北朝鮮の弾道ミサイル発射を検知

1466713842-r6-0

出典:PM

北朝鮮のミサイル発射が米軍により検出された。発射後ミサイルは爆発したとされているが、発射されたミサイルの射程は完全に日本を射程内に収めているという。

ペンタゴンより北朝鮮ミサイル発射を確認

10月15日土曜日、日本時間の12:33分頃、北朝鮮の亀城市(クソン)にて中距離弾道弾の発射が検知されたことを米国ペンタゴンは発表。

発射されたミサイルはムスダンであると見られており、その射程は4000kmにも及び韓国、日本、また米国グアムまでをも射程内に収めている。

国連により核兵器や弾道弾の使用禁止を警告されていたにも関わらず、北朝鮮は今年、ミサイル関連の実験を何度か行っていた。

その中で起きた今回のムスダンの発射は今後、核実験や長距離弾の発射などにも繫がりかねないと懸念されている。

今回の中距離弾ムスダンの発射実験は北朝鮮の北西の街、亀城市で行われた。これに対し米海軍司令官のゲーリー・ロスはミサイル発射は米国への脅威になるものではないと述べた。

韓国は米国同様、ミサイルの発射を確認した後、北朝鮮を強く非難した。また韓国メディアの聯合(ヨンハプ)ニュースはミサイルが発射後すぐに爆発した事を報じている。

tele8bcb8e98081e8b5b7e7ab8be799bae5b084e6a99f

出典:qnanwho.blog

またBBCが伝えるところによると、ミサイルは移動式のトレーラーより打ち上げられており、今年に入りミサイル実験で最低でも6回は発射されたという。発射された大体が失敗したとみられているが、一つは発射地点より1000km離れた場所に落ちたという。

米国と韓国は合同軍事演習などを行っており、国家間の緊張は高まりを見せている。米国の最大空母は現在、韓国のドックに入っている。

韓国メディアは米韓国の軍事合同演習は北朝鮮の核実験や軍事的行動に影響を与えると非難しているが、米国はこれを否定している。

ミサイルの一覧と詳細

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-16-22-21-58

出典:NTI Global Security

国連は挑発的行為であり明らかな違反行為であるとして、北朝鮮に警告しており、未だ韓国や日本を含めた周辺国への次なる挑発の準備がなされているという。

今回、発射されたムスダンは左から3つ目の中距離弾道弾である。その射程は約4000kmという距離だ。

ちなみに今回発射された亀城市から日本の東京都までの射程は約1354kmであり、これは完全に射程内である。つまり日本に関して言えば、一つ下のノドンミサイルでさえ日本には到達可能である。

亀城市から米国のサンフランシスコまでは約9000kmもの射程距離があるが、長距離ミサイルのテポドン3であれば到達可能な数字である。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-10-16-23-06-19

出典:George C Marshall Institute

図はノドン、ムスダン、テポドン1&2の射程距離を示している。ご覧の通りミサイルの射程はカナダやアラスカ、ロシアなどを含む広域に及んでいる。

北朝鮮は定期的に自国の核状況やミサイルプログラムの報告をしているが、分析官によれば、その確認は不可能であるとされている。

直近でのミサイル実験

6月22日 東海岸から中距離弾道弾2発を発射
8月24日 東海岸の海底沖より中距離弾道弾の発射
9月5日 東海岸の海底沖より中距離弾道弾3発を発射
9月9日 5回目となる核実験に成功したことを発表
9月20日 衛星着手に向けた新たなロケットエンジンの地上実験の成功を主張
10月15日 亀城市(クソン市)より中距離弾道弾ムスダンの発射

まとめ

北朝鮮の今年の6月からの動きを見るとミサイル発射の数が増加しており、また核実験などの主張も行っている。

韓国と米国、また我が日本国においても稲田朋美と米軍の緊密な軍事演習など、アジアを舞台に軍事的緊張感が高まってきている。

局所的ではなく、流れとしてのアジアでの米国の軍事姿勢に注目すると故意的に軍事的緊張感を高めているように映る。

日本や韓国にとって今、軍事演習をする意味はどこにあるのか。軍事強化をする理由はなぜなのか。

それは北朝鮮のミサイル問題や領土問題のためなのだろうか。確かに北朝鮮の核実験やミサイル発射は国際問題の一つと大いに言える。領土を巡る問題に関しても同様だ。

だがそれは過去から幾度となく起こってきている問題。もちろん根治的なアプローチは必要だが。ここ最近の米国を含む国際的な軍事的扇動活動は顕著である。

排他的人種政策、各国の中東戦争介入、アジテーターによる過度な民族主義的な演説。

これらをつぶさに見ていけば、嫌でも国際的な舵取りの先が軍事に向いてしまっているのではなかろうか。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク