【米国】6人に1人の割合で飲料水から女性化する成分見つかる

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出典:YourNewsWire.com

動物や人体へ非常に有害とされ、2005年にヨーロッパにおいて使用を禁止されたアトラジンが米国民の飲んでいる飲料水に6人に1人の割合で検出された。

有害物質アトラジン

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出典:Wikipedia/アトラジン

50年以上に渡り使用されてきたこのアトラジンという成分だが、人間の体内への吸収において非常に有害であるといわれている。

もともと、アトラジンは野生生物の禁猟区域内で発見され、研究により種によっては女性化を促し、非常に危険であるとされている。

米国においては除草剤として恒常的に使用されてきており、欧州での使用禁止令が発令された後も、農家などへの被害を理由に使用されていた。

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出典:Wikipedia/コクチバス

例えば、オスのコクチバスは汚染物質に対して非常に敏感であり、彼らは化学物質に汚染されていることで知られるミシスコイ川で85%もの卵を運んでくる。

もしもアトラジンのような化学物質が動物達の性を中性的に変化させるということが立証されれば、これは人間に対しても同様な事態が発生すると仮定することが可能であり、非常に有害だと考えられる。

化学物質は人間の内分泌機能を破壊する事で知られ、様々な健康上の問題を引き起こすであろう。

調査によれば、子宮内でのアトラジンの発露は男性器を変形させるばかりか、極端な矮小化などを引き起こすともされる。

またその他にも有害な影響として、生殖機能の低下、体重増加、卵巣癌、代謝低下、甲状腺障害や有毛細白血病などが挙げられる。

さらにアトラジンは子供の成長に伴い胃壁の破裂や腹部先天性欠損症の原因ともなりうる。特にこれは妊娠における第3期において重要である。

米国環境保護庁(EPA)はアトラジンの摂取量に関して、オリンピックサイズのプールに対し3滴分ほどと発表したが、多くの水質濾過会社は予算削減のため完全な水質のフィルタリングを行っていないというのが現状である。

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出典:TheWallStreetJournal

2012年にはアグリビジネスで世界第3位となるシンジェンタ社に対し、米国中西部全域への有害な飲料水提供を行ったとして1億500万円の罰則金を命じられている。

この有害な飲料水を避けるために、可能な限り飲料水のフィルタリングを行い、飲酒や入浴後などは特に気を使うよう提案されている。

また2010年の天然資源保護協議会(NRDC’s)の調査によれば、米国における67の公共機関のうち、6つの飲料システムにおいて年間でEPAの定めた基準値を完全に超えてしまっていた。

EPAによる化学物質について

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EPAは飲料水などにおける化学物質の人体への影響が肉体的、化学的、物質的であり、放射性物質を含める危険性など広域における影響を示唆しており、1998から現在までの幾つかの有害な化学物質を定義付けている。

また同じく微生物汚染物質についても触れている。指定されている主な微生物による汚染物質は以下。

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出典:Wikipedia/アデノウイルス

アデノウイルス

52型、A-Gの7種に大別される。現在までにそれぞれどのような症状が起こるのか大方判明している。

中でも3.4.7型では肺炎や咽頭結膜炎を引き起こす。

また濾胞性結膜炎、胃腸炎、出血性膀胱炎、流行性角結膜炎なども引き起こし、感染経路は便、飛沫、直接接触など。

aeromonas-1出典:web.mst.edu

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淡水域の常在菌であり、繁殖しやすい夏季などに本菌による水質汚染からの感染症などが起こりやすい。

下痢や腹痛などの軽傷が多いが、時としてコレラのような水様性の下痢や血便、胃瘍性大腸炎などを引き起こすこともある。

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出典:Wikipedia/ヘリバクター・ピロリ

ヘリコバクター・ピロリ

ピロリ菌として知られる。通常、強酸性である胃の中では細菌の生息は難しいとされるが、ピロリ菌の産出するウレアーゼと呼ばれる酵素により生息を可能とする。

本菌の感染経路は具体的には不明だが、親と子の濃密な経口感染や糞尿汚染された水などを介して感染するとされる。

ピロリ菌の危険性は慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌、MALTリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫。また、特発性血小板減少性紫斑病、慢性蕁麻疹など実に多くの疾患の原因になることである。

まとめ

先日、本サイトでも言及した食品の問題で速成鳥や抗生物質、成長剤の問題を取り上げたが、今回の水質汚染問題に関しても企業体の利益追求を第一目標にしたために起こった問題とも言える。

そもそも、2005年の時点で欧州で禁止されたアトラジンの使用に関し、企業体と米国政府の間でのやり取りがあったことは明白だといえよう。

また、現在まで使用されていたことから企業と国家間でのパワーバランスが透けて見えてくる。

今日、世界中の農作物やあらゆる製品が過度なグローバル化により世界中で流通している。今回の件に関してももはや米国だけの問題ではないと言って過言はないだろう。

そして同時進行的に追求され続ける利益至上主義に隠された弊害は環境汚染や食の品質などに確実に影響が現れ始めている。

我が国における外国産食品依存の姿勢の見直しは必須と言えるだろう。

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